宮城の観光地|石巻市サン・ファン館を徹底ガイド!

宮城県石巻市にあるサン・ファン館(宮城県慶長使節船ミュージアム)に行ってきました!

地元宮城にもまだまだ知らない名所があるんだなぁと、感動して帰ってきたので紹介します。

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サン・ファン館とは

宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)
〒986-2135  宮城県石巻市渡波字大森30番地2
電話:0225-24-2210 / FAX:0225-97-3399

約400年前、仙台藩主伊達政宗の指示で作られたサン・ファン・バウティスタ号という船が復元、展示されているミュージアムです。

伊達政宗は、仙台領内でのキリスト教布教を容認する代わりに、ノビスパニア(メキシコ)との直接貿易を求めて、イスパニア(スペイン)国王およびローマ教皇のもとに使節団を派遣しました。

その時、使節団を乗せて航海したのが、復元・展示されているサン・ファン・バウティスタ号です。

サン・ファン館はただの博物館とは違う!

行く前の、サンファン館のイメージは「サンファンバウティスタ号と当時の資料が見られる博物館」でした。

だから、子供たちがある程度大きくならないと、面白くないと思い込んでいましたが、実際のサンファン館には、シアターあり、きれいに整備された屋外の広場あり、海と船を見下ろせる高台ありと、小さな子供でも楽しめるミュージアムになっていました。

屋外の広場は入場無料で、まるで公園。小さなお子さんでも走り回ったり、ベンチに座ってお弁当を食べたり、お天気のいい日は絶対気持ちが良い場所です!

サン・ファン広場は、慶長使節の支倉常長らが見たイタリア広場をイメージして作られています。野外ステージを中心に放射線状に彩られたタイルが綺麗です。

また、広場の奥には、宿泊施設もありましたよ。

サン・ファン館の施設

サン・ファン館の入館料と開館時間

入館料:大人 560円

開館時間:午前9時30分~午後4時30分

(※8月中は午後5時30分まで延長開館 ※最終入館は閉館30分前まで)

定休日:毎週火曜日と年末年始

サン・ファン館の施設

慶長使節展示室

そんなに広くはないけれど、読み応えのある資料が充実しています!

シアター

慶長使節の支倉常長が、大航海を乗り越え、ローマ教皇に接見するまでを映像化したショートストーリーが上映されます。

シアター内は船上にいるかのような演出がされています。以前は映像とともに椅子が動く仕様になっていたそうですが、現在は故障中とのことで、入館料が700円から560円に割引されています。

《上映時刻》9:40から30分おきに、15:40まで

《所要時間》約20分

《定員》48名(車いす1台)

サン・ファン・バウティスタ号の見学

サンファンバウティスタ号の内部は、3階建てになっていて、支倉常長の部屋や調理場、倉庫などに分かれています。

当時の生活を思わせる道具が展示されていて、小学2年生の娘は面白かったようです。一度では足らず、再度見学に行っていました。ちょっとした迷路気分だったのかもしれませんね(笑)。

また、サン・ファン・バウティスタ号を見学する前に、シアターを見ることをおすすめします。

当時の歴史に詳しくない私でも、サン・ファン・バウティスタ号で世界を夢見た伊達政宗や、ローマ法王に接見するまでに至った支倉常長、共に旅をした商人たち…いろいろな人に思いをはせながら、船内を見学することができました。

素敵なプレゼント!

見学を終え、受付に戻ると、アンケート用紙が用意されています。

アンケートに答えると、おみやげ屋さんで一枚100円で売っている絵葉書がもらえます!何種類かあるそうなので、ぜひ皆さんでもらってくださいね。

サン・ファン館の食事

サン・ファン館には休憩所があります。

ただ、ドリンクの自動販売機があるのみです。レストランなど、お食事処は橋を渡らないとないそうなので、お食事時には、何か持参した方が良さそうです。

最後に

東日本大震災の時に、サン・ファン館には8mの津波が押し寄せたそうです。

サン・ファン・バウティスタ号とエレベーター下の建物は浸水し、被害も大きかったようですが、エレベーター上の受付や展示コーナー、シアター、休憩所、屋外広場は山の斜面に守られ、浸水しなかったそうです。

確かに、受付から船のところまで下りるのに、エレベーターに2つ乗りました。しかも、一つはとても長いので、かなり高低差があります。

歴史好きの人も、そうでない人も、大人も、子供も、みんなが楽しめるミュージアムです。石巻を元気づける意味でも、ぜひ皆さんサン・ファン館に足を運んでみてくださいね。

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