母は、一級建築士&元国家公務員一種の姉に対し、幼いころから手をかけて育てたそうです。
私たち三姉妹は、一番上の姉の成績が一番良く、二番目が次、三番目がその次…と上から順に成績が下がっていました…(汗)。
母曰く、
「お姉ちゃんの勉強はかなりみたけど、一番下の妹に勉強をさせた記憶があまりないわ。」「上が出来たから、下の子も出来るものだと思っていたのよ。」
だそうです 😯
母はバリバリ仕事をしていましたので、3人目には手が回らなかったのかもしれません。
とにかく、母が手をかけた順に成績が良かったというのは紛れもない事実です!
そして、そんな私たちも、今は結婚してそれぞれ子育て中です。
勉強させることも親の役割の一つ
生まれたときは、「元気で育ってくれれば、それだけでいい」と願ったものの、
子どもが成長するとともに
「頭の良い子に育てたい!」
「何か得意なことを身につけてほしい!」
と思うのが親心ですね。
特にこの競争社会では、将来自分の就きたい職業を選択できるよう、しっかり勉強させることも親の役割の一つなのだと感じる今日この頃です。
学歴が高ければ年収も高い社会
ここに20代の”はたらき”データベース「キャリアコンパス」さんの出身大学別年収ランキングがあります。理系文系の両科を持つ総合大学の年収ランキング上位は、有名大学ばかりです。
■対象者 2011年1月~2012年12月31日の期間に、DODA転職支援サービスにご登録いただいたホワイトカラー系職種の男女(21~59歳)■有効回答数
約100,000件
2014年のサラリーマンの
平均年収は442万円(平均33歳)
ですので、この資料を見る限り、学歴がその後の年収を左右すると言えるのでしょう。
つまり、勉強が出来る子供ほど、将来お金で苦労しないということになります。
もちろん、勉強だけがすべてではありません!
実際、私の知り合いには、子供のころは勉強がさっぱり出来なかったけれど、今は会社の社長という人もいます。
ただ、成績が良いに越したことはないのです。
では、子どもの成績を伸ばすために、親にできることは何でしょう。
頭の良い子の親がしている14のこと
「平成25年度全国学力・学習状況調査」を元にお茶の水女子大学が研究・分析した、学力の高い子供の親がしていることを見てみると、
みなさん、しっかり子供に手をかけているんだなぁと
感心&反省させられます 😥
生活習慣について
□ 1、毎日決まった時間に寝て起きるようにしている
□ 2、毎日朝食を食べさせている
□ 3、テレビゲームや携帯電話の使用時間・ルールを作っている
読書・学習について
□ 4、本や新聞を読むように勧めている
□ 5、読んだ本の感想を話し合っている
□ 6、小さい頃に、絵本の読み聞かせをした
□ 7、子供の勉強を普段見ている
□ 8、計画的に勉強するように促している
社会的視野について
□ 9、子供が英語や外国の文化に触れるようにしている
□ 10、子供と「博物館や科学館」「美術館や劇場」「図書館」に行く
子ども・学校とのコミュニケーションについて
□ 11、子供と、「学校での出来事」「勉強や成績」「将来や進路」「友達のこと」「社会の出来事やニュース」について話をする
□ 12、高い学歴への期待をしている
□ 13、子供が、「自立できるようにする」「人の気持ちがわかる」「自分の意見をはっきり言える」「将来の夢に向かって努力する」ことを重視している
□ 14、学校行事への参加、ボランティアでの学校の支援をしている
子供のつまづきに気が付ける親
14のヒントはどれも重要ですが、短期間で成績を上げたい時に最も大切なのが、
□ 7、子供の勉強を普段見ている
です。
少し話がズレますが…
ある廃校になった学校の子供たちは、統合先の学校で大変成績が良くおどろかれたそうです。
その要因として考えられるのは、一学年10名ちょっとの少人数でずっと授業を受けてきたから。
先生方が、授業のつまづきを把握し、一つ一つクリアしていったから、どの子供も学力が伸びていたのです。
残念ながら、通常の学校ではこのようにはいきません。
一人の先生が30~40人の子供のつまづきに丁寧に向かい合える時間は、今の学校にはないのです。
学級の仕事、学年の仕事、学校の仕事、職員会議、保護者対応、研修…いろいろあって忙しい。(こんな私も実は、元教員でした 😆 )
子供のつまづきに気が付いていても、一人一人に完璧に対応できる先生はほとんどいないのが事実です。
だからこそ!!
家庭でお父さんやお母さんが、子供のつまづきに気が付き、一緒にクリアしてあげて欲しいのです。
そのために
□ 7、子供の勉強を普段見ている
がとても重要です。
普段から子供の勉強を見ていれば、
「この漢字が苦手だな」とか「割り算のひっ算が出来ていない」とか、
逆に「教科書では簡単すぎるから、応用問題をやらせたい」とか、
沢山の気づきがあります。
そして、子供はいくつになっても、
親から褒めてもらいたいものです。
大げさに「うわぁ☆凄いねー!」と言ってもらいたいタイプや、
さりげなく「やるねぇ。」とつぶやいてもらう方が嬉しいタイプなど、
子供によって、タイプは違いますが、褒めてもらってうれしくない子はいないですね:-D
私自身、子供の出来ていない部分が気になり、注意ばかりしてしまいがちですが、
「もっと褒めて育てなきゃ!」
「注意は、ほどほどに・・・」
と、よく反省しています(;´∀`)
最後に
子どもの学力向上のポイントは、親がどれほど子どもの教育に関心を寄せているか、いかに教育的な配慮をもって生活しているかのようです。
14のヒントについては、時間がなくてそこまで手が回らない‥という事柄もあるとは思いますが、
一つでも多く実践できるよう、是非参考にしてみてくださいね。
私も、頑張ります♪